※レースの成績や出走表などについては、急な変更や発売中止などもありますので、念のため主催者発行のものと照合してください。

ボートレース大村 SGグランプリ 優勝戦12R ボートレース大村 SGグランプリ 優勝戦12R

スタート分析

9R終了後に12R・グランプリ優勝戦出場6選手によるスタート練習が行われた。最終日は1Rから雪が降ったり止んだりする天候となったが、この練習の時間帯は雪が止み、ほぼ無風に近い穏やかな状態だった。
1本目はオーソドックスな枠なり3対3。2コースの原田がスリットでやや先行したが、インの白井が伸び返していた。ダッシュ勢は5コースの片岡がやや立ち遅れ気味。大外発進の馬場の勢いが目立った。
2本目は馬場が早めにコースを取りにいったが、片岡がブロックして最終的には枠なりオールスローの進入になった。全員が100メートルを切る位置からの起こし。ほぼ横一線の中、やや磯部の足がよく映った。
3本目も枠なりオールスロー。原田は小回り付近からで、他5人はやや深めの起こしとなった。ここもやや磯部の気配が目立ったが、馬場はかなり深い起こしからの練習だったため、本番も強引にでもコースを取りにいく可能性は高いだろう。

記者予想動画

選手インタビュー

1 白井英治 一日一日舟足がよくなってきて、今はすごくいい状態になっていると思います。そのときによって回転で乗り味が変わるので、朝に乗ったんですけど、もう少しプロペラをやって乗り込んでいきたいなと思う。プロペラの微調整くらいでいきます。スタートはかなり風が難しいですし、慎重にはなっていたと思います。確信のある、もう少し早いスタートを行きたいなと思います。スタートの足も問題ない足をしています。自分のやるべき仕事をしっかりして、きょう一日やりたいなと思う。ここを勝つためにボートレーサーになったようなものなので、その気持ちは強いです。最高の一日にしたいと思います
2 原田幸哉 大村ボートを盛り上げるためにも絶対に(優勝戦に)乗りたいと思っていました。一走ごとに雰囲気は良くなっていますけど、もうちょっと求めて今日一日やりたいと思います。何を求めてか? そこは言えません。ここに来たからには、自分が勝つことだけを意識していろいろ決めたいと思います。もちろん失敗も多いですけど、とにかく最高の舞台で最高のレースをお見せすることが自分の使命だと思っているので、魅力ある盛り上がるレースを展開したいと思います。自分の力を出し切ります
3 深谷知博 エンジンがしっかりしているので、ここまでの戦いはまずまずだと思います。初戦のリングの交換は、試してみて、いい方向へいっていると思ったのでそのままいきました。起こし、行き足、スリット足、その辺りはいいと思います。このメンバーに入るとそこまで明らかに(目立つ)という足ではないけど、スタートはすごくしやすいので、しっかり行きたいと思います。きょうの気象に合わせてベストのレースができるように煮詰めたい。初めてこの舞台に立たせてもらいましたけど、ここに来ることはひとつの目標だったのですごくうれしいです。最後、いいレースをして盛り上げられるように頑張ります
4 磯部誠 (気持ちは)いつもと変わらず、レースにいくと『ちょっと緊張しているのかな』ってくらいです。自分の好きな仕上がりにはなっています。昨日、本体を扱っていい方へいったので、全体的な底上げを目指してもう一回、本体をやろうかなと思っています。レースのイメージ? 出てから考えます。スタートは正直あんまり分かっていないですけど、腹をくくって行くだけだと思っています。最後、腹をくくって底力を見せたいと思います
5 片岡雅裕 ここまではよくできたと思います。気合を入れてしっかり落ち着いていきたいです。スリット近辺は少し劣勢気味ですけど、本番にいったらそんなに気にならないかなって感じ。合わせられればターン回りはしっかりしていると思います。5日目はちょっといけていなかったので、プロペラ調整をやります。スタートは前に行きたい気持ちが出て、思い切っては行けていないので、しっかり行きたいです。5枠はなんか好きですね。一生懸命頑張ります
6 馬塲貴也 1走目はちょっと緊張しすぎて失敗したけど、それ以降は気持ちを切り替えていいレースができていると思います。(トライアル2nd3回戦は)差し一本しか狙っていなかったので、よかったと思います。今年1年この舞台で走ることだけを考えていたので、本当に(優勝戦に)乗れてよかったと思います。回転がしっかり合えば出足はかなりいいので、エンジンは本当にいいと思います。コース取りはまだ時間があるので、試運転しながらいろいろと考えたいと思います。調整面でもうまく時間を使いたいと思います。今年一年、この舞台で戦って優勝することだけ考えていたので、全力でいきます

ゲスト予想コラム

永島知洋 永島知洋

どーも!泣いても笑っても!ラスト勝負!
グランプリはいよいよ優勝戦!
今年のボートレース界の頂点に立つのは!一体。
本日は私、ボートレース大村YouTube LIVE。
現地の大村から生配信!
現地からの熱狂もしっかりと届けたいと思います!
いやー、楽しみですなぁー。
とにかく!ラストは男らしく、勝負しましょ!
1号艇をゲットは白井選手!
グランプリ1stからの1号艇は初!?
これは快挙でございます!
2ndからの登場組をしっかり押さえて!この1号艇!
しかもグランプリ前はフライング休みでレース間隔が空いたにもかかわらず!
すごすぎます!
そしてフレッシュなグランプリ初出場組がなんと、2選手も!
磯部選手に片岡選手!
しかも4カドなら磯部選手のノビは気になるところ!
賞金ランキング1位でグランプリ参戦の馬場選手!
なんとか!なんとか!ファイナル進出!
そして地元!気合いは1番入る原田選手は2号艇!
さぁ!いざ!勝負!
ってどうします・・・???
ただ私は!白井選手を!ついにきた!この時が!
白井選手の悔しい思いも見てるんです。
2014年の平和島では1号艇で負け。
そして2018年住之江の時は峰選手が、優勝。
そのとき僕は表彰式の裏側にいまして。
メダル授与に上がるまえ。
峰選手は号泣。その背中を白井選手がポンと叩き。
「竜太、優勝したやつが泣くな。俺らはもっと悔しいんだよ」と。
峰選手はそれを聞いて笑顔でメダル授与式へ。
自分の悔しさを我慢してこの言葉を言える。すごすぎます!
そんな白井選手を見てきたので
僕は1から素直にいかせてください。
もちろん、全メンバーへの想いはありますが!
この大村!インからしっかり逃げてもらいましょう!
❶-❷-❻、❶-❸-❻、❶-❹-❻、❶-❹-❸、❶-❸-❹で!

ういち ういち

横断歩道の白線の部分だけを踏んで渡ってみてくれと言われて失敗する人はまずいないでしょう。
ただし、どこかで一ミリでもはみ出したら失格になるけど、成功したら1億円ですと言われたらどうですか?震えませんか?
そういう事ですよ。誰にとっても簡単な事が、いつもなら普通にできるイン逃げが、とてつもなく難しい事になる。
今、白井選手はそういう心境に立たされているのではないかと思うわけです。
2014年平和島GP優勝戦。3号艇太田の仕掛けに抵抗した井口、二人の捲りにインの白井は沈み、結果、展開を捉えた大外の茅原が優勝。
あの雪辱を果たす時が遂に来た…。わけですが、です。8年の月日を経て熟成した壮大な想いは、逆に計り知れないプレッシャーにもなるのではないだろうかと思ってしまうわけです。誰だって勝ちたいのは一緒。となるとインからではない分プレッシャーの幾分か少ないであろう5選手が思いっきり襲い掛かってくるわけですし。
というわけでズバリ予想は❶-❷=❸。えぇ。大抵の場合はこちらの取り越し苦労に終わる事を知っていますからね。
但し、お金の欲しい私がそこを買うのかどうかは別問題です。正解は配信で。どうせハズれますよ、えぇ。

元レーサーのここがポイント

野添貴裕のここがポイント! 野添貴裕

いよいよファイナルですね。1号艇の(白井)英治は気合も入っているでしょう。舞台は大村ですから、インからしっかりスタートをいって押し切れば問題なく勝てるでしょう。
要注意は3号艇・深谷君のまくり差し。チャンスは十分にあるし、一発を狙っているでしょうね。ただ、2号艇の(原田)幸哉が壁になってくれるのは、英治にとっては心強いんじゃないかな。幸哉は差しに構えてくるでしょう。4号艇の磯部君より外は展開待ちになるかな。
6号艇の馬場君は、進入で動いてくる可能性はあります。2コースまでとるぐらいの気持ちで入ってくるでしょうが、現実的には入れても4コースぐらいまでかな。それなら1236・45になりますが、インは100メートルを切って、80メートルぐらいの起こしになりそう。それでも英治がしっかりスタートをいけば問題ないでしょう。
どちらにしても一発勝負で全員が1着を狙ってきます。❶❷❸という順当な決着にはならないんじゃないかな、というのが僕の見立てです

記者予想

師匠から弟子へ引き継がれた悲願を、今度こそかなえる。TR2nd3戦を223着にまとめた白井が、得点トップで2年連続5度目のグランプリ優勝戦を1号艇で迎える。「伸びられる感じはないし、足的には十分いいところにいっている。一番気に入っているのはバランスです」と1st組から勝ち上がりトップ級の足に仕上げた。「インから。スタートは1艇身、しっかりいけると思う」。師匠の今村豊さん(一昨年10月引退)が果たせなかったグランプリ初制覇へ、山口の主砲が渾身の逃げを繰り出す。
6枠の馬場が動いても誰も譲らず枠なり濃厚。地元でGP初Vを狙う原田幸が鋭く差し迫る。好パワーの深谷はセンター猛攻、磯部はカド柔軟に一角崩し以上を狙う。

出走表

ボートレース大村 SGグランプリ 優勝戦12R 出走表 ボートレース大村 SGグランプリ 優勝戦12R 出走表

買い目

ボートレース大村 SGグランプリ 優勝戦12R 買い目 ボートレース大村 SGグランプリ 優勝戦12R 買い目

選手コメント

1 白井英治 いい5日間が過ごせたと思う。伸びられる感じはないし、足的には十分いいところにいっていると思う。一番気に入っているのはバランスです。十分上積みできている。気温もまた変わってくると思うので、もう少しペラをしっかりやっていきたい。インコースからいきます。スタートは4日目、5日目と少し届いていないなという感覚はある。風が難しいのでその辺りも影響してくると思うけど、1艇身、しっかり行けるかと思います。最大のチャンスだと思うし、最後はしっかり最高の笑顔で終わりたい。
2 原田幸哉 1周1マークまではかなり余裕を持って回れたと思うし、ミスなく回れたと思う。仕上がりもかなり自信を持てていた。エンジンのポテンシャルは引き出せたと思う。すべてにおいて大満足で10点満点。伸びは多少、負けるかなとは思うけど、それ以外のところで引けを取る感触はない。コースは相手次第でどうなるか分からない。いつも以上に慎重になりすぎているせいか、いいスタートが行けていない。ここにかける思いは誰よりも強く持ってやってきたつもりだし、この1年のすべてをぶつけたい。
3 深谷知博 スリットの足は悪くないけど、道中の足やターンの進み具合とかが少し甘くて、自分好みの仕上がりまでには来ていない。まだ調整が合っていないけど、ペラでいけると思う。たくさん練習をやらせてもらって、エンジンが良くて行き足もしっかりしているのでスタートのしやすさはある。たくさんの人に支えられてここまで来たので、その思いを胸に精いっぱいのレースをしたい。
4 磯部誠 1周1マークは不利な隊形になってしまったけど、道中はしっかりいい状態で5日目が一番良かったと思う。出足、回り足、行き足は自分好みの仕上がりで、どちらかといえば手前寄り。伸びも4日目より上積みできているなと思った。もうひと整備するかもしれないけど、極端に伸びを求めることはしないと思う。進入は外の選手が来られても外に出るつもりはない。スタートは難しくていつもの感覚では行けていないけど、それなりのタイミングでは行けている。SG初優出でのグランプリ初優勝をした人はまだいないらしいので、歴史に名を刻みたい。
5 片岡雅裕 (グランプリ初出場で初優出は)うれしいですけど、張り詰めた感じは変わらずですね。ターンは少し乗りにくかった。どちらかといえば回り足系で伸びる人には少し行かれるけど、あまり気にならない程度。10点満点で9点くらい。調整はペラだけのつもり。コースは馬場さん次第でどうなるか分からないけど、枠番より外に出るつもりはない。スタートは少しびびりながら行っているので、しっかり行きたい。とにかく落ち着いて、すべてを出し切りたい。
6 馬場貴也 風向きをつかむのが難しかったけど、全速でいいスタートが行けた。1周1マークは理想通り、イメージ通りのターンができた。羽野君にバックの中間くらいで少し伸びられそうになったけど、何とか耐えられた。ペラをぶっつけで叩いて展示タイムも出ていなかったので、直線の甘さは気になる。出足はすごくいいし、たぶんペラしかしないと思う。大村の外は結構遠いので進入はひと晩考える。滋賀支部初のグランプリ覇者になって帰りたい。グランプリを取ることだけを考えて、全身全霊をかけて取りにいく。

展示タイム

選手名 体重 チルト 展示 一周 まわり足 直線
調整
1 白井英治 52.0 0 6.82 36.14 5.97 7.18
2 原田幸哉 52.0 0 6.79 35.90 6.03 7.17
3 深谷知博 51.5 -0.5 6.77 36.20 6.23 7.20
0.5
4 磯部誠 52.0 0 6.83 36.73 6.20 7.35
5 片岡雅裕 51.5 -0.5 6.89 36.90 6.33 7.43
0.5
6 馬場貴也 52.0 0 6.82 36.17 6.23 7.19

スタート展示 スタート展示

コース 級別 選手名 平均ST 並び スロー
ダッシュ
ST
1 1 A1 白井英治 0.13
スロー .04
2 2 A1 原田幸哉 0.11 スロー F.06
3 3 A1 深谷知博 0.10 スロー .06
4 4 A1 磯部誠 0.12 ダッシュ .04
5 5 A1 片岡雅裕 0.10 ダッシュ .06
6 6 A1 馬場貴也 0.12 ダッシュ .03