９Ｒ後に、１２Ｒ優勝戦６選手による２本のスタート特訓が行われた。天候は晴れのち曇り、気温は20度でホーム向かい風５メートルとやや強めの風が吹いている。
１本目の進入は１２３／５６４、２本目は１２／３５６４で、１本目は全艇がフライング、２本目は３号艇がタッチスタートだった。
１本目では４号艇と５号艇の伸びがよさそうで、残る４人も行き足はまずまずだが、６号艇は両サイドの４号艇、５号艇に対してはやや伸びで劣勢な気配。
２本目もやはりスリット後では４、５号艇が伸びていく気配。なお、１号艇は２本目ではやや深い起こし位置から練習していたが、行き足は良好で、２号艇もまずまず。ただ、スリット後はやはり４、５号艇に伸びられ気味だった。タッチスタートだった３号艇も１本目よりは、より行き足がよさそうに見えたが、伸びではやはり４、５号艇がやや優勢。おそらくこの２本目の３カドは伸びるダッシュ勢への対策も兼ねてのことだろう。１本目と同じく６号艇は両サイドの４、５号艇に対しては伸びでやや劣勢だった。
場内の優出インタビューでの宣言通り、やはり４号艇はチルトを跳ねて伸び強化の一撃仕様のセットにしている可能性が高い。きょうは９Ｒまですべて１号艇が勝利しているが、万一、本番でもバチッと４号艇、もしくは５号艇のスタートが決まれば、波乱の決着もありえる特訓気配だった。また、直前情報での部品交換やチルト角度、展示の気配なども可能な限りチェックいただきたい。